墨石奇譚

固定しておきたいことを書きます

特撮オタクの視点から『少女革命ウテナ』の魅力を語る

少女革命ウテナ』のTVアニメを完走しました。なので、特撮との共通項と魅力を語っていこうと思います。敬称略で進行します。『ウテナ』は良いぞ。

 

  • 決闘シーン

特撮では怪人や怪獣、場合によってはヒーロー同士で戦うシーンがあります。それが『ウテナ』では決闘シーンになります

主人公天上ウテナはあることから「薔薇の花嫁」である姫宮アンシーと「エンゲージした者」となってしまい、デュエリスト(決闘者)から決闘を挑まれます。

姫宮アンシーは「薔薇の花嫁」として、天上ウテナは「薔薇の花嫁とエンゲージした者」としての衣装が有り、衣装が変化する「変身」に相当するシーンが存在する。

特撮ではキャラソンなど戦闘シーンで専用曲が流れ「処刑BGM」とも称されますが、『ウテナ』の決闘シーンではJ・A・シーザー作詞作曲の曲が流れます。ぜひとも歌詞を見てください考察の材料になります。

  • クソデカ感情のぶつかりあい

ヒーローたちが戦う理由があるように、デュエリストたちを「薔薇の花嫁」決闘へと向かわせる理由がある。

信条や劣等感などのクソデカ感情である。

少女革命ウテナ』では複雑な人間関係が展開され、決闘以外でもクソデカ感情をぶつけあう。

基本的には天上ウテナと姫宮アンシーを巡る関係が主軸だが例外もある。

個人的には有栖川樹璃メイン回が好きですね。

  • シュールなギャグ

特撮だと浦沢義雄大和屋暁担当回みたいなシュールなギャグが『ウテナ』ではよく見られます。

具体的には、カレーを食べた結果、天上ウテナと姫宮アンシーが入れ替わる回とか、桐生七実カウベル着ける回です。

ウテナのギャグ回けっこう好きですね。

  • 個性豊かな登場人物たち

特撮だと平成ライダー井上敏樹脚本で顕著。

ウテナ』では話が進んでいくにつれてヤバい奴の割合が増えていく。

  • 近親関係で複雑な関係が展開される

近親関係が複雑な人が多い(特に平成ライダー)特撮。

近親関係(特に兄妹間)でクソデカ感情を抱く『ウテナ』。

 

ざっと共通項をあげてみましたがいかがでしょうか。

特撮好きで『プリキュア』シリーズを見ている人も多いからけっこうハマると思います。