『フランケンシュタインの誘惑』新シリーズ第2回感想
『フランケンシュタインの誘惑』新シリーズ第2回「ナチスとアスペルガーの子どもたち」が放送された。
番組の前回とOPの感想は下記リンクから
今回は自閉スペクトラム症 (ASD)に含まれるアスペルガー症候群*1、その名称の由来となった医師ハンス・アスペルガーを取り上げる。
かつては障害を持つ子どもたちをナチス・ドイツから守ったと考えられていたハンス・アスペルガー。だがナチス・ドイツとの関係を裏付ける資料が発見され評価は一変した。
「教育不可能」と言われた子どもたちと向き合い慕われたハンス・アスペルガーがナチス・ドイツの優生思想、全体主義に魅入られていく様子。
「安楽死」という言葉を建前にした殺処分を平然と行うようになっていくのが恐ろしかった。
またスタジオでの対談パートに出演した研究者の指摘の通り子どもたちが「教育不可能」というレッテルをはられることや優生思想によって行われる殺人事件といった現在も続いているのも事実である。
余談だが「ナチス・ドイツに協力した科学者だけでスペシャル番組できそう」とツイートしたところ番組プロデューサーの北村卓三さんが「ありがとうございます!それ計画中です-」とのリプライを頂いた。(リプライありがとうございました)
『フランケンシュタインの誘惑』は
本放送はBSプレミアム毎月最終木曜夜9時~
BS 4K BSプレミアムの放送翌 日曜夜8時45分〜
再放送は本放送の翌火曜日夜11時45分~
気になった方ぜひ視聴してください
この番組が良かったと思ったらNHKにメッセージを送って貰えると嬉しいです。