墨石奇譚

固定しておきたいことを書きます

みんなに『フランケンシュタインの誘惑』を視聴してほしいという話

先日公開した記事に引き続き『フランケンシュタインの誘惑』紹介記事です。

 

フランケンシュタインの誘惑』をまた見たくなった件 - 墨石奇譚


『フランケンシュタインの誘惑』をまた見たくなった件 - 墨石奇譚

 

 前回の記事は

「『探偵・由利麟太郎』の吉川晃司さん良かったね。それで、吉川さんが出演している番組でオススメのヤツあるんだけど」

みたいなノリの記事です。

 前回の記事では書ききれなかったことを書こうと思います。

 『フランケンシュタインの誘惑』は科学史の闇の事件を取り上げる番組で、科学と倫理の関係を知りたい方にオススメの番組です。

 定期的に再放送されていて最近の放送予定は2020年7月30日にBSプレミアムで「ナチス 知られざる科学者」が再放送されます。

 ナチス・ドイツによって行われたホロコースト、それに関わった科学者と優生学の関わりを取り上げた回です。


エピソード - フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿 - NHK

 優生思想、優生学が話題になっているなかで意図していないのにタイムリーになってしまいましたね。

 もやウィン *1 で進化論が話題になったとき『100分de名著』のチャールズ・ダーウィンの『種の起源』特集回の再放送が注目されたときに似ています。

 『100分de名著』のときもそうだけど、タイムリーになった理由が社会に不信感を抱かざるを得ないものなのでこういう形でタイムリーになってほしくは無かったですね。

  『フランケンシュタインの誘惑』を勧める理由は、この番組で取り上げられた事件は決して風化させてはいけないものであり、現在を生きる自分たちに決して無関係なものではないからです。

 あと 個人的に倫理学は必修科目にしてもいいと思っているくらい思い入れのあるのある科目なので倫理学に触れるきっかけにしてほしいということもありますが。

  書籍化もされているのでぜひチェックしてみてください。

 

*1: 自民党が公式Twitterにあげた広報マンガがもやウィンというキャラが誤った解釈でダーウィンの進化論を説明してそれを元に改憲を推奨する内容、進化論の解釈が間違っていることや改憲とは無関係の進化論を改憲の根拠としてあげたことなどが批判された